胸の痛み
70代女性が胸の痛みで来院されました。
ちょうど胸の真ん中で、寝起きとかに特に痛いそうです。
レントゲンや内科で診てもらっても異常はなかったそうです。
筋肉は普段は緩んでいるんですけど、急に伸ばされたりすると
体の防御反応で伸ばされまいと収縮します。
これを筋肉の伸長反射と言います。
普通この反射は伸ばされる力がなくなると同時になくなるのですが
時々、この反射を起こす信号だけが筋肉に送り続けられる事があります。
そうなると筋肉は常に緊張状態にあることになり、やがて痛みがでてきます。
この状態をストレインと言います。
この女性の場合がまさにその状態でした。
このストレインはいくら揉んでも、電気治療でも治りません。
要はその筋肉に入っている異常信号をストップすればいいわけです。
これにはストレインがかかっている筋肉にカウンターストレインをかければ
なおります。
この女性は1回で治癒しました。
*施術記録の後に、食生活について(知っておいていただきたいこと)を
連載していますので、時間のあるかたはそちらも読んでみてください