食生活について 2 (知っておいていただきたいこと)
今回は、人工の飽和脂肪について説明します。
この飽和脂肪は、液体の植物油(不飽和脂肪)を室温でも固体、半固体になる様に
水素で人工的に飽和させ劣化しにくくさせたもので、
代表的なものはマーガリン、固形植物油(ショートニング)又、
水素添加された硬化油で作られた全ての加工食品(スナック菓子、即席めん等)等です。
(水素添加された油はトランス型脂肪という別の問題が発生しますがそれは後日詳しく説明していきます。)
原料にどれほど良質の油を使っていても、その人工処理を受けた脂肪は、飽和脂肪
であり、心臓や動脈の健康に対する脅威となります。
ファーストフード店で油のかたまりを大量にフライヤーに入れている所を見た事が
あります。明らかに飽和脂肪です。そして、それは長時間熱を加えることによる酸
化が進んでいる事が多いです。
前回でも書いたように、外食産業でも飽和脂肪は大量に使われていますので、外で
食べる機会が多い人は気を付けましょう。(揚げ物、肉、*デザート、ドレッシン
グ類)
*デザート(乳脂肪)は動物性脂肪の中でも最も飽和性が強く、コレステロールも
多く(ビーフ脂肪の2倍以上)含まれていますので全乳製品(ヨーグルト、チーズ、
バター、クリーム、アイスクリーム等)の摂りすぎにも用心してください。