食生活について 3 (知っておいていただきたいこと)
今回はもう1つの不飽和脂肪について書きます。
不飽和脂肪は飽和脂肪と違い、低温でも液体のかたちをとります。
不飽和脂肪は2つのかたちに分かれます。
1つは単不飽和脂肪、もう1つは多不飽和脂肪です。
まず、多不飽和脂肪から書いていきます。
多不飽和脂肪とは一般にいうサラダ油のことで、
コーン油、ゴマ油、大豆油、ヒマワリ油、サフラワー油(紅花油)等をさします。
日本ではバターのような飽和脂肪の代わりに、
サラダ油などの多不飽和脂肪を推奨する傾向があります。
実際、血清コレステロールの低下が立証されました。
ところが、残念なことに、多不飽和脂肪にも、まだあまり知られてい
ない、それなりの危険がある事がわかってきました。
多不飽和脂肪は化学的に不安定で非常に酸化しやすいので、
空気中で熱を加えた場合、又は空気中にさらしておいた場合、すぐに酸化するのです。
そして、酸化によって生じた分子はDNAをはじめとする細胞の重要な構成物を
損傷する恐れがあります。
したがって、多不飽和脂肪の多い食生活はガンになるリスクを高め
老化と組織の変性の速度を速め、炎症性疾患や免疫疾患を悪化させる恐れがあり
ます。
特にサフラワー油、ヒマワリ油は非常に不飽和が強いためお勧めできません。
(不飽和が強いという事は酸化しやすい、つまり劣化しやすいということです。)
他の油も少量を買い、熱を加えないサラダ等に使った方が良いと考えます。
(熱を加えると非常に酸化しやすいため)
それと保管は、冷蔵庫に入れて下さい。
では、どの油を使えばいいのか?ということになるのですが、書いていく流れの
上で、もう少し先になってしまいます。(すみません)
*スーパーなどにあるチップス、クラッカー、クッキー、又、即席めんなども、
ほとんどは不飽和脂肪で調理してありますので食べすぎには気をつけて下さい。