五郎様はトレイルランニングの選手で、大会では常に上位に食い込む将来を期待された伸び盛りの選手です。

この選手の悩みが下り坂で発生する左膝（外側）の痛み。

五郎様もいろいろな病院で診察したそうですが、骨には異常がない為にオーバーユーズ（使い過ぎ）という診断をいつも受けていたそうです。

しかしその診断に納得できず当院に来られました。

診せて頂くと、確かに膝の外側の筋肉に異常な緊張があります。

なぜ膝の外の筋肉が緊張しているか？を調べていくと殿筋の緊張が筋膜伝いに影響しているのがわかりました。

ではなぜ殿筋が緊張していたか？ですが、これは足の重心が狂っていた為に股関節にかかるベクトル（力の方向）も狂い、その結果殿筋に負担をかけていました。

足の重心を整え、殿筋の柔軟性を回復する事により膝外側の痛みは消失しました。

その後、五郎様は身体のバランスを整えながら次の大会に向けて練習に励んでいます。