いとうコラム

ポキポキ(矯正について)


ポキポキ(矯正について)
最近、動画等ですごい豪快な矯正を見ることがあります。
患者さんの関節を「ボキッ」と鳴らす派手な矯正です。
「ボキッ」と鳴らすことで施術者、患者さん共治った気分になるのでしょうが、本当の矯正は小さな動きで静かです。
矯正する前に、関節の前後左右回転の動きをシュミレーションして角度を合わせます。(これをセットアップと言い矯正が成功するかどうかはほぼここで決まります。)
このセットアップが正確な場合、何もしなくてもここで関節が動き、正常な動きに戻る事もありますが、ほとんどの場合ここに軽いスラストをかける事が必要になります。
角度等を合わせ最小の力で行うので、大きな音はしません。
そして関節にかかる負担も最小限に留めることが出来ます。
矯正は関節周りの組織に結構な負担をかけています。
それ故、強い矯正を行い過ぎると、その関節が逆に硬く動きにくくなる傾向がありますので御注意下さい。
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