いとうコラム

患者様の施術日記(M様 80代 女性(歩行困難))


M様 80代 女性(歩行困難)
Mさんは80代とは思えないきれいな姿勢の方で活発かつ聡明な女性です。
旅行が好きで年に数回、各地を回り老後の生活を満喫されていました。
しかし数年前から一つ、問題が発生しました。
それは200M程歩いたら、股関節周辺が痛くなり歩けなくなるとの事。
旅行好き、外出好きのMさんにとっては重大な問題です。
多くの医療機関にも行ったそうですが、変化はなく最近では30M程でも一旦休まないと次に歩けないそうです。
診せて頂いたところ、いくつか問題がありました。
その中でも歩行に関係する一番の問題は、足の重心の狂いです。
Mさんは足の重心の狂いを股関節で補正していました。
その為に股関節にかかる力のベクトル方向が狂った為、周囲の筋肉に負担をかけ続けました。
その結果、股関節周辺の筋肉は硬くなりそれが歩行困難の原因となっていました。
足の重心を整える事で、股関節に新しい(正しい)パターンが出来上がります。
しかしここからが大変で、この新しいパターンに周囲の筋肉を適応させる必要があります。(筋肉が長年の古い(間違った)パターンを記憶している為)
そして新しい重心とそのパターンに筋肉が順応していくに従って徐々にですが連続して歩ける距離も伸びてきています。
きっと春頃には、また旅行を楽しんでいるはずです。
2人、病院の画像のようです
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