身体に良い脂肪酸(オメガ9,3)
これまで、主に脂肪(油)の害について書いてきました。
では、どんな脂肪(油)がいいのか?ですが
まず酸化しにくい単不飽和植物油のオリーブ油です。(オメガ9)
それと脂肪酸のバランスがとれたこめ油です。
これらは飽和脂肪のような心臓血管疾患のリスクや、
多不飽和脂肪によるガンのリスクも低減します。
但し、脂肪は、すべて脂肪酸の混合物であり「飽和」、「不飽和」という呼び方は主体となっている脂肪酸をあらわしているわけで、単不飽和のオリーブ油でも14%の飽和脂肪が含まれているので、摂りすぎには注意しましょう。
脂肪について説明を終える前に健康の促進に役立ちそうな、
もう一つの油について触れておきます。
それは、ある種の魚や植物に含まれる「オメガ3」という脂肪酸です。
オメガ3は、特殊な性質を持った高比率の不飽和脂肪酸で、
体の炎症的な変化を軽減し、異常な血液凝固を防ぎ、細胞及び組織のガン性、
消耗性の変化を防ぐ効果があると考えられます。
これは北の海でとれる脂身の多い魚、イワシ・ニシン・サバ・サケなどに
多く含まれ魚油のカプセル剤としても販売されています。
(しかし海洋汚染などの問題がありこれはあまりお勧め出来ません)
お勧めはえごま油か亜麻仁油です。これらは使い良くネットで簡単に手に入ります。
但し、二つとも非常に酸化し易いので使用する時は熱を加えず、保存はしっかり封をして冷蔵庫に保管し早めに使いきって下さい。