いとうコラム

両手のしびれ


50代の男性が両手のしびれ首の痛みで来院されました。

 

45度位の角度で上を向いていると、首が痛くなり、

それに伴って両手がしびれて来るそうです。

 

整形外科のレントゲンでは骨と骨の間が狭くなり神経を圧迫しているそうです。

 

たしかに私がする検査でも同じ結果がでてきます。

 

ではなぜ、骨と骨の間が狭くなったのでしようか?

 

意外でしょうが原因は腰でした。

 

患者さんも「ほんまかいな」って顔でした。

 

上を向く時は首だけで上を向くのではありません。

首の関節と一緒に胸の関節、腰の関節それと骨盤も動きます。

それぞれんの関節が少しずつ負担します。

 

首から腰までおおまかに関節は26箇所あります。

 

つまり45度上を向く時それを26箇所で分担すればいいわけです。

 

しかしこの方は骨盤、腰椎、胸椎の一部が動かなく又は動きが少ない為

頸椎の8箇所と胸椎の3箇所、合計11箇所だけで負担していました。

 

つまり頸椎に2倍以上の負担がかかっていたわけです。

 

そのため椎間板がつぶされて神経が出る穴も狭くなり

姿勢によっては神経の圧迫が発生したもようです。

 

施術は骨盤、腰椎、胸椎の一部に動きをつけただけです。

これだけで首の痛みは消失し、可動範囲も大きくなりました。

首にはいっさい触っていません。

 

患者さんに上記の事を理解していただき、日ごろの姿勢の重要性、

それとエクスサイズを覚えてもらい最近は調子はいいようです。

 

 

*施術記録の後に、食生活について(知っておいていただきたいこと)

連載していますので、時間のあるかたはそちらも読んでみてください

 

 

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