患者様の施術日記「T様 60代 男性(パワーリフティングの選手)」
Tさんはパワーリフティングのベンチプレス競技の選手です。
以前は全国大会で表彰台に度々登る方で、あの有名な「マッスル北村」とも同じ大会でしのぎを削っていたそうです。
60代になった今でも大会に向けて日々努力を続けておられます。
そのTさんの悩みがベンチプレス時の背中の違和感。
腕の筋力テストでも、鍛えた逞しい筋肉に反して力がありません。
正確には力を出し切れていません。
ベンチプレス競技なので当然肩周辺の筋肉を主に使います。
この肩周辺の筋肉のポテンシャルをフルに使い切る為には、いくつかの条件があります。
その条件で一番大切なのが、肩甲骨と肩の連動。
Tさんは肩甲骨との連動がうまく取れていない為に、十分な力を出す事が出来ず、更にその状態で頑張り過ぎたので、筋肉も痛めてました。
この関節の連動が滞る原因は日常の姿勢です。
人の身体は普段日常の姿勢で良くも悪くもなります。
もし悪い姿勢が身体に固定されると、その方のパフォーマンスは確実に低下します。
それだけではなく、ケガの頻度も間違いなく上がります。
スポーツ選手はそういう意味で人一倍正しい姿勢を心掛けるべきです。
その血の滲む様な努力を無駄にしない為に。
かんじゃ