いとうコラム

突き指


30代男性が1週間前の突き指(ボール遊び)がなかなか治らないばかりか

最近腫れが出てきて曲げ伸ばしがしにくいとのことで来院されました。

 

名前は突き指ですが、実際はどちらかの方向に捻った捻挫です。

軽い突き指は自然と治癒するのもありますが、重いものは靭帯を伸ばしているので

関節の適合性が狂ってしまい、スムーズな関節運動ができなくなります

その結果腫れてきたり、筋肉に余分な負担がかかり、まわりの筋肉が硬くなってきます。

ここまでくると、少し治りにくくなってきます。

 

突き指した時は、とりあえずアイシィングしてください。

それでも治りが悪い時は、早めに治療を受けた方がいいと思います。

治療が早ければ早いほど予後は良好です。

 

この患者さんは結構強く捻っており、少し時間も経っていたので

靭帯の損傷及び筋が硬くなっていました。

硬くなった筋肉を手技、電気で調節し

テーピングで損傷した靭帯を補強し数回で痛みは取れました。

ただ筋肉の硬さが残っていたので、その後何回か来ていただき治癒しました。

 

以前背中の痛みがなかなか取れない方が、何カ月も前の突き指を直したとたん

痛まなくなった事がありました。これは極端な症例でしょうが

手の筋肉の硬縮が離れた場所に影響していた例です。

もしどこか悪くて、今治療にかかられている方は、関係なさそうな場所でも

とりあえず先生に相談してみてはいかがでしょうか。

 

*施術記録の後に、食生活について(知っておいていただきたいこと)

連載していますので、時間のあるかたはそちらも読んでみてください。

 

 

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