いとうコラム

食生活について 4 (トランス脂肪酸)

2012/12/11

今回はトランス脂肪酸(TFA)について書きます。

 

前にも少し触れましたがTFAは不飽和脂肪酸を安定させるため、

熱処理、化学溶剤処理、漂白処理を加えた時に発生します。

 

処理を受けた不飽和脂肪酸は、分子構造が自然なシス配列から、

自然界に存在しないトランス配列に変わってしまいます。

 

このトランス脂肪酸、体にどのような影響を与えるかですが、

 

まず脂肪酸の役割は大まかに2つあります。

1つは生体を構成する細胞膜の基本成分。

もう1つは局所ホルモン(プロスタグランジン系という局所の炎症の調節)を作る元となります。

 

上記の様に体はシス脂肪酸から細胞膜を作り、

またシス脂肪酸をホルモンの代謝経路として利用しています。

 

このシス配列の脂肪酸の代わりにトランス脂肪酸を使うとすれば、

細胞膜とホルモンに欠陥をもたらしかねないことになります。

具体的にはがんや炎症疾患の促進、アレルギー疾患などです。

 

ドイツではクローン病(腸の慢性炎症疾患)と、TFAの因果関係が証明され

ています。

 

では、このTFAは何に多く含まれているかですが、

 

まず、全てのマーガリン及び植物油系の固形ショートニング、それらが使われた加工食品、

ラベルに「一部硬化」「水素添加」と書かれた油を使った全ての食品、市販

の大量生産による多不飽和植物油(サラダ油)などです

 

大量生産のサラダ油は、熱処理と溶剤処理によって抽出されたもので、

TFAが多く含まれているからです。

 

オランダでは、TFAが含まれている油脂は販売禁止。

 

欧米諸国では一部のTFAを含む食用油は販売禁止で、TFAを含むマーガリンは表示して区別化。

 

ニューヨーク市では外食産業のメニュー全てに一食あたりのTFA

の量を0.5g未満に抑えるよう義務付けています。

 

日本はどうでしょうか?

 

日本は企業利益が優先されるため民意も企業理念もこのレベルには到達して

おらず、厚生労働省の危機管理にも問題があると思います。

 

自分自身の判断により、食生活から以上の製品を追放することによって

危険を避けていただきたいと思います。

 

ちなみにアメリカのここ100年間のがんの死亡率は1900年当時で1人/30人が、現在では1人/4人と増加しています。

この増加はTFA含有の植物油の消費量と増加のラインが一致しているそうです。

 

脂肪についてかなりの時間を費やしてきました。

 

しかし健康と病気を左右する脂肪の役割について知ることの重要性は

いくら強調してもしすぎることはないですし、

これまでに紹介してきた事実について知らない人が多すぎると思います。

 

次回は、体にいい脂肪を紹介します。

 

 

 

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